脳から見た野球選手、 イチロー選手

脳のマッピングの時に色を書き入れすぎると見づらくなり、何がなんだか煩雑になり過ぎるきらいがある。

脳というのは、その機能の皮質がある程度決まっている。しかし、必ずしも固定されたものではなく、その時々で非常に変化している。

皆さんも経験した事があると思いますが、同じ自分の脳なのに、ある状況ではとても良く働くこともあれば、不得意なことをするとか、場所が違うと同じことをしても頭が真っ白になったりすることがあります。

とても良く働いている時は、その機能の皮質の領域が非常に広い範囲になっているし、急に出来なくなった時は、その機能の皮質の領域がとても狭くなっているのです。

または、その機能の皮質が消失してしまっていることもあります。そういう場合には全くその機能が出来ないことになります。

という具合に時事刻々変化しているのです。

平常心が大切というのは、その変化がない良い状態を維持するためにとても大切だということです。

前置きが長くなってしまいました。

あの誰でもが緊張する場面でイチロー選手は、バッターボックスに立っていて平常心でいられたのです。

ピンク色の前頭前野(創意工夫、知りたがりや、なんでも来いやという心境)が大脳と小脳の皮質全体を覆っています。

薄い青、左腕や左側上半身を動かす右運動野も大脳皮質と小脳皮質全体を覆っている。それだけ働きがいい。

また濃い青、右腕や右上半身を動かす左側運動野も大脳皮質と小脳皮質全体を覆っている。

左右の身体の動きが良くてバランスもいい。

左右の運動野はピンク色の前頭前野と同じ領域です。

黄色の判断力もピンク色の前頭前野と同じ領域です。このような広い範囲の判断力は、なにがあっても瞬時に判断出来る能力を持っている事を示しています。

水色は足の運動野。これもピンク色の前頭前野と同じ領域です。ということは下半身が非常に安定している事を示しています。

赤は視覚中枢。これもピンク色の前頭前野と同じ領域です。といことはボールが非常に良く見えていることを示しています。また、チラッと見るだけでベンチの雰囲気なども察知する能力もあり、野手の動きも読んでいるのです。

頭頂部の金色。これもピンク色の前頭前野と同じ領域です。これは外界からの情報が入る所です。サッと脳に入る情報がこれから起こることを示していることがあります。

このような脳だと必ずヒットなど打てる脳なのです。

今の大谷翔平選手もこのような脳の働き具合なのです。