身体のあらゆる臓器は大脳や小脳や中脳、橋、延髄、脊髄と繋がりコントロールされている。
当然と言えば当然です。
誰でもが繋がっているはずの肘、特に右利きなら右肘。
それが野球選手、中でも大活躍できる選手は大脳でも小脳でも運動野の大きさが脳全体に及び、大きな領域を占めている。
では、なぜマダックスは肘に故障を起こさず投げられたのか?
マダックスの右肘の大脳や小脳での領域は、脳全体に亘っているため、意識するとしないとに関わらず、絶妙にコントロールされているため、無理なく投げられていたのです。
言ってみれば、野球選手を辞めるまで大脳も小脳も実によく働いていたということです。
所が、肘に故障を起こす人は、右肘でも、左肘でも、大脳や小脳の運動野の領域の肘の領域が縮小していくために、コントロールが難しくなってきているため、意識的にそれをコントロールしないと故障してしまうのです。
自分の大脳や小脳の運動野の肘の領域が減少しているというのは、自分では気づかないようです。
高校生の時は大脳や小脳の運動野の肘の領域が非常に広く、極めて優れた投手と言われていた人でも、次第に脳の働きの低下とともに、肘の領域が減少して、コントロールが効かなくなり、肘を壊してしまうか、または投手としての能力の低下に繋がります。
マダックスのようになりたければ、常に大脳も小脳も非常に働く状態を維持すればいいわけです。
マダックスは大脳や小脳の足の運動野の領域が割合狭いのです。それで腰から足にかけて安定感に欠けるような動きをしているのです。
それが年齢を重ねるにつれて、足腰の安定感が増していくのは、大脳や小脳の足腰の領域が広がっていったからです。
脳も年齢を重ねるにつれて衰えるのでなく、逆に良くなる人もいるのです。